WeChatの名前 どこの?だれ?を整理してみた

中国で営業をしていると、名刺を交換するより「WeChatを交換しましょう!」という流れになることがよくあります。
でも、1日に何人も追加していると必ず出てくるのが……
そう、「この人、誰やねん」問題です。
中国の方々のアカウント名は本名じゃないことが多く、実際に見かけた例では「西瓜酱(スイカちゃん)」「睡不醒的猫(眠りから覚めない猫)」「遗失的时光(失われた時)」など。ユーモアがあって面白いのですが、あとから見返すと誰だかわからなくなります(笑)。
そこで、企業版WeChat(WeCom) を使って「どこの会社の誰か」を整理してみました。
企業版WeChat(WeCom)内で整理してみる
WeChatを追加したら、顧客の名前のところをクリックして、赤枠のところを整理します。

名前や会社名など必要情報を編集します。

顧客を区分して一斉送信などを行いたい場合はタグも設定すると便利ですね~。
全て編集が終わったら下の「OK」を押すと保存完了です。

kintoneから整理してみる
次に試したのは、弊社が提供している kintone×WeCom連携サービス「kintone Add-on ソリューション」。「kintoneと企業版WeChat(WeCom)って連携できるの!?」と思った方もいるんじゃないでしょうか?それができるんです!試してみましょう。

企業版WeChat(WeCom)で追加したばかりの時は、このように正しい名前も会社名の記載もありません。まるで誰なのかがわからないですね~。

kintoneで指定のアプリを開くと、追加した顧客のアカウントが表示されますので、このレコードを開きます。

そしてkintone上で会社名、氏名、区分などを整理し、保存します。

そこに会社名や氏名を入力して保存すると、自動で企業版WeChat(WeCom)側にも同期!

すぐに「どこの会社の誰か」が表示されるようになりした。しかも社員の一人が整理すれば、他の社員が同じ人に繋がった場合も整理された情報として利用できるんです!
この方法だと、
- kintoneに顧客リストとして情報が残る
- WeComでも正しく表示される
- 情報が個人のスマホだけでなく、組織の資産になる
というメリットがあります。
ちなみに、これは運用ルールを決めることもとても大事なのです。
最初は「交換直後に整理しよう」と思っていたのですが、実際にはバタバタしていて忘れることが多いんですよね…(汗)
そこで、「週に一度、月曜日の午前中にまとめて整理する」というルールにしてみました。
これなら抜け漏れなく整理できるし、気持ちよく一週間をスタートできますね!
いかがでしたか。
WeChatがどこの?誰?になる現象は中国でビジネスをしているとよくあることだと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。