企業版Wechatタイムカード機能(打卡)~外出編~
「企業版Wechatタイムカード機能(打卡)~出退勤編~」に続き、今回は、企業版Wechat(Wecom)の標準機能として提供している、外出に関するタイムカード(打卡)機能についてご紹介します(2024年7月29日時点)。
前回同様下記を前提とします。
- 企業版Wechatの文言では、「パンチ」となってますが、本文章では「タイムカード」と表記しています。
- 打刻操作自体は、携帯でポチっと押すだけなので紹介を省略
規則設定
出退勤と異なり、設定部分は非常に少ないです。
- 可见范围:打刻の利用者を組織・ユーザ・タグの組み合わせで設定可能
- 汇总提醒时间:前日の外出打刻のサマリ通知時間
- 外出打卡需审批:チェックを入れると、ワークフロー機能「外出申請」や「出張申請」と連携し、それらが承認されないと打刻できないようになります。
- 拍照与人脸识别:打刻時に写真アップや顔認証の必須設定
- 员工打卡时必须拍照:写真アップの必須有無
- 远工打卡时必须进行人脸识别验证:顔認証後に打刻必須設定
- 备注只能拍照,不允许上传本地图片:携帯内のファイルではなく、その場での写真撮影のみ許可
- 拍照与人脸识别:打刻時に写真アップや顔認証の必須設定
と、不正外出記録と残せないような機能がしっかり充実しているため、打刻に関してはこれで十分要件を満たせるような印象を持ちます。
補足として、出退勤・外出の打刻データや、勤怠系の申請データの統計機能もあったり、事務所での指紋や顔認証による打刻専用デバイスと連動して、携帯以外の方法でも打刻ができますので、低コストで勤怠管理のデジタル運用が実現可能だと思われます。