SFAでよく使う簡単なテーブル系計算式5選
kintoneを使ったSFA運用コンサルティングをしていると当然、高い確率で要望として上がるカスタマイズがあります。今回は、テーブルに関する計算式5選を紹介いたします。
Contents
利用するプラグイン
- rex0220 計算式プラグイン※1
- rex0220 項目検証プラグイン
※1 rex0220プラグインは中華圏(中国大陸、香港、台湾)では、弊社がQYPSというブランドでサブスクリプション形式で提供しております。
明細にある製品分類を一覧に横並びで表示
案件で提案する製品明細で、製品マスタから製品分類をコピーすることが多いです。一方、案件を一覧で見る際、製品分類に関する案件化を見るには、1件ずつ明細を表示する必要があります。そこで文字列1行フィールドに:区切りで自動計算することで可視性を高めます。
計算式は下記となります。
JOIN(TDS(製品分類),":",1)
明細行番号を振る
提案する明細の行番号を振ります。
テーブルに数値項目を用意します。下記計算式を実装します。製品明細は、テーブルのフィールドコードです。
ROWNO(製品明細)+1
見込売上を製品と役務(サービス)で分けて集計
明細から製品明細売上と役務売上の合計をそれぞれ把握したい場合に使います。単純な合計なら標準機能のSUMでも可能です。また、売上ぐらいなら、明細に製品売上、役務売上などを設けIF分で制御し、それをSUMすれば良いかもしれません。ただし、それだと当然、仕入、粗利、製品数量なども欲しくなった場合、その分明細に使わない項目が増えてしまいます。計算式プラグインは条件付きで集計関数がありますので、不要な項目を最小限にできます。
計算式はほぼEXCELと同じようになります。
SUMIF(収益区分=="製品",製品売上)
SUMIF(収益区分=="役務",製品売上)
型番の重複禁止を防ぐチェック処理
同じ型番を選んだらエラーになるチェックをします。
項目検証で検証ダイアログで設定します。
条件計算式は下記となります。
TDUPCK(型番)
製品明細にディレクション費が含まれているかのチェック処理
例えば、制作会社など、制作案件は必ずディレクション費を入れることが必須の場合、それを忘れないように事前チェックさせます。
計算式は下記となります。
AND(案件区分=="制作",NOT(CONTAINS(型番,"ディレクション費")))