特定の進捗でのみ見積アクションボタンを表示させる方法
kintoneにはアクションボタンがあり、案件管理アプリから見積アクションで、見積アプリ登録画面に遷移させている会社は多いと思います。その場合、標準機能ではアクションボタンの表示条件の制御ができないため、進捗が見積以前の段階でも見積を出すことができ、実態とデータが合わなくなるという状況が往々にして起こります。
そこで今回は、
- 案件進捗が特定の状況を満たしている場合のみ見積アクションボタンを表示
- 見積管理からは新規レコードを登録できない(再利用は可能)
にすることで案件の実態と進捗情報の乖離を防ぐ方法をご紹介いたします。
Contents
利用するプラグイン
- rex0220 アクション表示制御プラグイン ※1
- rex0220 ちょっと便利なプラグイン
- rex0220 項目検証プラグイン
- BBI ルックアップ自動取得プラグイン ※2
※1 rex0220プラグインは中華圏(中国大陸、香港、台湾)では、弊社がQYPSというブランドでサブスクリプション形式で提供しております。
※2 BBIプラグインは、弊社でkintoneのご購入または運用支援サービスをご契約いただくとご利用いただけるプラグインです。
見積管理の設定
ちょっと便利なプラグインでレコード追加アイコンを隠す
ちょっと便利なプラグインで「F15 レコード追加ボタンを隠す」に✓を入れて、アクションまたは再利用からの場合のみレコードを作成できるようにします。
ルックアップ自動取得プラグインでレコード作成画面表示に案件情報を自動でルックアップする
アクションまたは再利用時にルックアップフィールドを自動取得できるようにします。
項目検証プラグインでルックアップフィールドを編集不可にする
見積作成画面で別の案件に紐づけ直せないようにするため、案件番号ルックアップフィールドを編集不可にします。
案件管理の設定
アクションボタンの設定
アクションボタンで見積管理アプリへのアクション、案件番号をコピー項目に設定します。
アクション表示制御プラグインの設定
今回は、進捗が”見積”,”評価”,”稟議”の場合のみアクションボタンが表示されるように設定します。
IN(進捗,"見積","評価","稟議")
動作確認
進捗が”見積”の場合、指定の色で表示されてます。そして”調査”では表示されていないことがわかります。
アクションボタンをクリックすると案件番号が編集不可で、自動的にルックアップされていることがわかります。